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私は犬
第16章 人並みになりたい*
起きなくちゃっ!そう、自分に言い聞かせて瞼を開くと、いつもと何かが違う。冷静に状況を判断すると、腹部に腕が巻きついていて脚に足が絡まっている。

これ、重たい………。抜け出そうともがくと、背後で何かが蠢いて足が解放された。思い出したっ!昨日やったんだったわ、この人と。肩越しに振り返ると、呑気そうに眠る音羽さんの姿があった。

ずいぶん睫毛が長いのね…。髪を下ろすと、ちょっと子供みたい。それに………。

待って。今この人に目を覚まされたら、とても面倒な事になりそうな、そんな気がするの。だから早く逃げなくちゃ。

横に逃げられないのならば縦はどう?と試してみる。そろり、そろりと下方向へ移動すると腕からスルリと抜け出せた。

起こさないように、慎重に床に膝を着けながらしゃがみこむと《ドロリ》と膣から何かが滴る気配がする。

これ、嫌いなのよ。気持ち悪い…。念のために指を這わせて確認すると色は着いていなかった。

?????何なの、コレは??

肌寒さにブルッと身を震わせながら着衣を探す。ソファーの上にそれを見つけ、立ち上がろうとすると、膝がカクリと傾いで脚に力が入らない。

状況を確認し、ああこれは膝じゃなくて股関節に力が入らないのだと覚った。でも何で???

窓の外の空の色が、何時もより遅い時刻を告げている。時間が無いわ。急がなきゃっ!這いながら着衣をまとい、ここから安全に逃げ出すために算段を巡らせた。

パンツが冷たくて気持ち悪い。穿く前にちゃんと、おマンコ拭けば良かった……。
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