この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
私は犬
第17章 契約
「何で?貴方に渡したら予備が無くなるじゃない。それじゃ困るわ。」

あら。音羽さんの持ってきたこのケーキ美味しい……。

「あのなぁ。よく考えてみろ。予備キーが必要な時はどんな時だ?」

「紛失時。破損時」

どこのお店のものかしら?

「だろ?破損はともかく外で鍵を無くした時に、自宅の中に予備の鍵があったらどうなると思う?」

あ。なんだっけ?んーっと…。

「決まってるじゃない。お家に入れないわ。」

「だろ?家の中にあっても、何にもならないだろ?だから寄越しておきなさい。」

そう言われてみればそうね…。でも。

「それじゃあ破損時に対処出来ないじゃない。2枚しか無いのよ。」

「入居時に3枚貰ったろ?もう1枚は誰が持ってる?」

あ。紅茶がなくなっちゃった…。

「この家をお世話下さったおば様よ。」

「そのおば様の訪問頻度は?」

「こちらから伺う事がほとんどだから、滅多にいらっしゃらないわ。でも、御宅からお料理とお掃除に週に3回、人を寄越して下さるの。平日のお昼に来てるみたいで、会った事はないけれど。」

他のケーキも美味しいのかしら?きっと美味しいわよね。

「…………。破損時の鍵ならコンシェルジュに頼めば作れる。今から行けばいい。どうせついでだ。」

ふーん。。なら大丈夫ね。こうして鍵を1枚、音羽さんに預ける事に決めた。でもなんだかモヤモヤする…。なんだっけ?重大な………。アレよ、アレ!!

「ねえ。そういえば…。何で私の許可も無く、このフロアに入って来られるの?フロアの居住者以外は入れないはずよ?」

「俺もこのフロアの居住者だから。」

「はい???」
今何て言ったの??他の事考えて……。君の事、ぼんやり見てた…。!これ剛ちゃんが時々歌ってるお歌の歌詞だわっ。
/637ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ