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私は犬
第17章 契約
にらんでやる。化け物的な整形崩れ顔に睨まれて、ビクビクすればいいのよ。誰かに睨まれると、とっても怖いんだからねっ…。

「はい。これ着なさい。つうか、すげえ量の服だな…。」

「すげぇって言わないでっ!」

「………分かった。」

何で、睨んでるのにお顔を赤くするのっ!もしかして、お熱でも出たの??そう思って、親切に体温計を渡して差しあげたのに、必要ないと言われた。もう知らないっ!

出向いた先のパンケーキ屋さんは、少し行列が出来ていて、仕方なく末尾に並びながら、もうブームは始まっているんだわ。と自分の認識の甘さを反省した。でも、並ぶの面倒臭い……。それにこの匂い…。とっても人工的…。こういうの、日本ではうけないと思うの…。

「何を数えてる。」

「行列の人数。」

「中に、お持ち帰り用のパンケーキ粉があるから、急いでそれだけ買ってきて。」

「なぜわかる?」

「さっき出て来た方が持っていらしたの。早くして。」

「はいはい…。」

ガラス越しに中の様子を見て、客席数と人数を確認して、時計で時間を計って…。それからおおよその店舗床面積と…。と手帳に書き込んでいた時、音羽さん目安の物を携えて帰って来た。

「帰る。」

「は?」

「良いから早く車を用意なさい。行くところがあるの。次は私のリサーチに付き合って。」

「食べて…。」

「会社で食べ比べればいいわ。他の気になるお店の物も用意して、何なら現地調査や実食は信頼おけるプロの方にお任せしましょ。」

大変だわ。急がなきゃ。えーっと、こういう時は…。移動中に、中田室長代理に連絡を入れて必要な事ををお願いし、孝徳さんに連絡を入れて気が付いた事を報告して。やるべき事を済ませてやっと安心できた。


リサーチって、流行りそうな物や流行らせたい物を食べればいいんでしょ?私、ずっとそういう事をやってみたかったの。

ちゃんとしたお仕事をして、この前孝徳さんに頂いた、法人カードってヤツを、早く使ってみたかったのよ。
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