この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
私は犬
第20章 巨乳への道*
お湯に身体を浸していると、音羽さんが侵入してきて、私の背後へと身体を滑り込ませる。

ちょっと待て、ちょっと待て、ちょっと待て!あれ?これって誰の台詞だっけ…?

肩を音羽さんの手が撫でてゆく。もう…。そんな事したって、懐柔なんかされないんだからねっ!と決意して身をよじると

「動くな。揉んでやる。」

と言って、肩をマッサージし始めた。

「パンパンだな…。お前さ、もっと肩の力抜けよ…。」

「抜いてるわよ?軟体動物じゃあるまいし、これ以上は無理。」

「……そういう意味じゃなくて。肩の力を抜いて生きろって言ってんの。」

力を抜いて生きる?何よそれ。イカやクラゲになれとでも?

どうでもいいけど、マッサージって気持ちいいのね。こんな風にしてくれるなら、彼がそばに居てくれるのも悪く無いわ…。

ふと、瞼を開けて窓外の景色に目をやると、真っ暗な背景に浮かび上がる、色とりどりの煌めきが普段より綺麗に見える気がする。

何でかしら?景色を見ても、いつものような虚しさを感じないような…。

硝子にぼんやりと彼の横顔が写っている。こうやって、あの女性達の肩もマッサージしているのかもしれない…。私の知らないところで…。

ふと、脳裏にその風景が広がった。あの華やかな人が、音羽さんの肩に赤い爪を立てて。2人唇を絡めあいながらバスタブに居る。

そんな妄想に…。胸が締め付けられるかのように痛くなった。

彼がどこで何をしようと、私には関係ない……。残り47回。それが済めば、この関係は解消される。そう…47日。
/637ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ