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私は犬
第22章 新しい人
そういえば、1階に社員用の託児所はあるけれど。病気の子達は普段どうしているのだろう?病児対策が必要かもしれない。後病児対策も。完全無料が無理ならば、一部負担か有料で。専門スタッフを集めるとコストが掛かるわ。とても賄いきれない…。あぁ、例えばどこかと提携するとか…。

でも、日本人って、医師や関連スタッフに完璧を求め過ぎてると感じるから。医師がいつでも何処でも誰にでも、100点満点の治療を施し、完璧な成果をあげるのが当たり前だと、疑う事なく信じているから。

その証拠に、旅客機の中での不測の事態に、手を挙げる医師なんてほとんど居ないじゃないの。

あれは、万が一の場合、責任を取らされる事を恐れているからだと思う。

善きサマリア人の価値観は、この国には普及していない。

責任問題を何とかしない限り、病児対策は解決しないように思えてきた…。企業側にできる事って何だろう…。

「…九宝さん?」
あ。また考え事をしていたわ……。

顔を上げると、目の前で見たことのない女性が、

「こちらで働く事になりました春木優です。よろしくお願いします。」

「九宝真子です。こちらこそ宜しくお願い致します。」

そう挨拶を返してふと思う。あれ?春木って…どこかで聞いたような…。
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