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私は犬
第22章 新しい人
彼女をどれだけ愛しても、また騙されるんだから。愛してる振りなのよ。それは。彼女はまた懲りずに娼婦に戻るんだから。

御父様がお迎えにきてくれて、良かったわね。騙されて捨てられて、ボロボロだもの。でも、娼婦のオランプと手を組んで、マルグリットを苛めるのは駄目よ。悔しい気持ちは分かるけど、してはいけない事だわ。

どうして意地悪するほど彼女を嫌いなのに、諦め切れずにまた抱くの?だから、もう来ないでって、お金を返されちゃうのよ。

あんなに意地悪するから、彼女、外国へ逃げちゃったじゃないの。あーあ。貴方まで中東へ?あらら。駄目だこりゃ。

マルグリットったら……。死んでからお手紙で本当の事を彼に伝えても遅いのよ。もう、どうにも出来ないじゃないっ。馬鹿馬鹿っ!

死ぬ間際にアルマンの名前を3回呼んだって届かないわよ…。バカ……。

苦しい胸中をすっかり話して、身体が元気になったって。今さらお墓参りした所で、何にも解決しないじゃないの……。

これの何処が素敵なお話なのよ。ただの愚かな男と女の話じゃないの…。椿のお姫様がいつ出てきたのよ。椿の髪飾りを付けたマルグリットは、お姫様なんかじゃないわ…。
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