この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
私は犬
第23章 私の事情
高速道路を降りると、お昼少し前で。小さなお店に入って

《かき揚げ丼》なる物を勝手に頼まれた。サクサクしていて、とても美味しいと思う。だけど、全部は食べられない。だって…。そう思って途中で箸を置くと

「ちゃんと残さず食べなさい。ダイエットとか必要無いだろ。もう少し太れ。」

なんて勝手な事を言うんだろう…。何も知らない癖に。ダイエットって食事、食事療法って意味よ?ちゃんと分かってる?

「美容目的の痩身じゃない。私、太る訳にはいかないの。じゃないと踊れなくなっちゃう。だからご馳走さま。」

これで伝わったかな?もっと言わないと駄目?

仕方なく、バレエ界では女性は50キロを越えないのがセオリーである事、48±2キロの、ベスト体重を維持する為に、日々の食事は栄養士さんの指導下にある事、外食時は自分なりにコントロールしてる事、好きなものは週1回だけで我慢している事。毎月、体組織の簡単なチェックを受けている事。そういうこちらの事情を話した。

「お前、大変だな…。」

有史さんはそう言って、私の残した物を綺麗に片付けた。自分のお腹の中へ。

お店を出ると

「でもさ、そんなガチガチに制限してたらキツイだろ?出先で旨いもん、ちょっと食う位の余裕持てよ。家の飯でコントロール出来る範囲内でさ。」
/637ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ