この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
私は犬
第25章 罪には罰を*
「主任が入社したばかりの頃、私すごいミスしちゃって。データのほとんどを消失させたの。なのに文句も云わずに復旧を手伝ってくれて。フォローまでしてくれた。」

「部長にまで怒られて、謝り続けたんだけど、ほらあの部長、ネチネチしつこいじゃない?」

ああ…あの、平たい顔の人ね。名前なんだったっけ…。

「なかなか許してくれなくて。落ち込んでいたら、『ミスした時が、チャンスですよ。もう謝罪は済みました。今は改善策を幾つか提示して、挽回する為にやれる事を探して尽力しましょう。』って。主任、そう言ってくれて。」

ふむふむ

「『私が手伝いますから、諦めないで頑張りましょう。』って。私より若いのに、幾つものシステムの不備を見つけて、改善箇所の提案をまとめてくれて。それを持って部長の所へ行ったら、やっと機嫌が治った。」

「主任ってね、自分の都合を部下に押し付けない公平な人なの。部下がミスしても絶対に怒らない。彼ね、個人の責任問題より、原因の究明と改善を大切にするの。後ろではなくて、いつも前を見てる。」

「入社して2年も経たないうちに、営業のトップに踊り出てた。あの頃の彼は、朝早くから夜遅くまでずっと仕事をしていたわ。」
/637ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ