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第25章 罪には罰を＊

今日のDVDはオペラ、《エフゲニー・オネーギン》

舞台は昔のロシアの帝都ペテルブルグ。主人公、オネーギンは社交界で放蕩三昧を繰り返すアホ。この男の我が儘っぷりは最悪で、こんな男の暇潰しに巻き込まれなきゃならないなんて、周りの人は可哀想すぎる。

せっかく新しい友達と知り合いになっても、暇潰しのネタにしちゃうんだから、終わってる。

レンスキー逃げて。この男と仲良くしようなんて間違ってる。貴方は今まで通り、田舎町で詩人をしてればいいの。婚約者のオリガを紹介なんてしちゃ駄目っ。

オリガのお姉さんのタチヤーナったら…。こんな男の何処がいいの？一目惚れ？趣味が悪すぎる。世も末だ…。

ほらごらんなさい。オネーギンとの素敵な愛を夢みて、告白したのに。逆に笑われて、子供っぽさをお説教されておしまいじゃないの。

タチヤーナったら名の日の祝いの席にまで呼ばなきゃいいのに。顔見てるだけで苦しいでしょ？だからしょんぼりしちゃうのに、エフゲニーったらそんなタチヤーナに腹を立てるなんて酷いわ。

あーあ。自分がつまらないからって、オリガに手を出してレンスキーをからかうなんて酷い。オリガもそこで口説かれてうっとりしない！レンスキーを裏切って怒らせちゃ駄目っ。貴女、彼の婚約者なのよ？