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第25章 罪には罰を＊

自宅へ戻って夕食の準備にとりかかる。さっきスマホを確認したら、《遅くなるけど飯頼む》と、有史さんから連絡が入っていた。今日は12文字、普段の５文字より、７文字多い……。

テキストやメモに従いながら、あれこれ準備する。私の分はお野菜だけにしておこうかな。あと500グラム戻さなきゃならないし。少しお酒を飲みたいし。

入浴を済ませて、サラダとチーズをツマミながら、有史さんのいいちこを水で割って飲む。焼酎には糖質もたんぱく質も含まれていないんですって。だから、ワインより体脂肪になりにくいって有史さんが教えてくれた。こりゃ良いこと聞いた！

サラダの野菜たちにはアマニ油をまぶしてある。良質な生の油はちゃんと摂取しないと。オメガ３脂肪酸は体内では作られない。国が定める基準値、成人に必要な量は、１日あたり２グラム。

カツを節と海苔とワサビ醤油を垂らしたサラダはなかなか美味しい。チーズはスティルトン。この青カビがたまんない。蜂蜜かけると更に美味しい。ぷはぁ〜っ、もう１杯。

この英国産のスティルトン、寝る前に食べると変な夢を見るって云われてるけど、そういうのって都市伝説って云うんでしょ？『わたしの子供の頃は口裂け女が流行ったのよっ！』って剛ちゃんが言ってた。