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私は犬
第25章 罪には罰を*
1人ベッドに潜って、エフゲニーとタチヤーナの事を考えた。《今さら遅い》ただそれだけで、想い合っていても結ばれない恋もある…………。

とても冷たくて寒い…。ここは…。バスルームだ。子供の頃に住んでいたお家のバスルーム。

ああ、またお母さまに見つかっちゃったのね。だから裸でここに閉じ込められたんだ…。

お湯を出せば…。お水しか出ない……。辺りが暗くて、寒くてとっても怖い…。私、なんでお股を弄るのが止められないの?駄目なのに…。触っちゃ駄目なのに…。

はぁはぁ…。触っちゃ駄目…。はぁはぁはぁ…。お母さまに見つかったら、また叱られる。はぁはぁはぁはぁ…。お股が気持ちいい……。もっと早く……。もっと気持ち良く……。はぁはぁはぁはぁ…。

『叱ったそばから何やってるのっっ!また、こんな事をしてっっ!!』

あぁぁ、また見つかった…。

『ごめんなさい。お母さま、もうしません。ごめんなさい、ごめんなさい……。』

『あんたはいつもそう言ってばかりで、ちっとも反省してないじゃないのっ。何べん言ったら分かるのっっっ!』

止めて……。冷たいお水をかけないで…。

『はぁはぁ…。』

肩で息をしたお母さまの顔が恐ろしい…。真っ赤な口紅が…。真っ赤な爪が…。

『やめてーっ。ごめんなさいーっ。』
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