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私は犬
第29章 諦めろ*
でも、来客時には未だに給湯室でお茶を淹れる事もあって、煎茶を淹れてと頼まれる。こういう雑用を完全に無くす事は無理みたい。

というか、笹木さん達に押し付けられる。そうやって小さな意地悪のような真似をして、何かを解消しているらしい。その何かが何なのかなんて、ちっとも分からないけれども。

さっき、内線で頼んでた珈琲のお代わりがやっと来た!神崎さんが女神に見える!

いつものように、みんなで内線が鳴るのを待ち構えていたんだろうな…。今日の勝者は、あの、ちーちゃん大好き!とトイレで叫んでいた神崎さん。

主任の参加する会議の時は、普段は敬遠されているお茶汲みが争奪戦になる。よっぽど主任に珈琲を届けたいらしい…。

『雰囲気を知っておきなさい』と、上司顔した有史さんに言われて、強制的に参加させられた会議だけど。内容がちっとも分からない。分からない事は、いくら聞いても分からない。

こりゃ、会議に参加するための下準備が必要だわ…。幼稚園児が大学の講義を受けたって、分かる筈ないのよ。あぁ…。どうでも良いけど、キャラメル食べたい…。

永遠とも思える会議がやっと終わった。握りしめた小銭を蛙の口に入れてキャラメルを……。キャラメルが…。キャラメルに……。何でキャラメルが無いのよっ!私のアーモンドキャラメル返してよっ!さっき買った時は、まだ残ってたのにっ!
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