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私は犬
第30章 主導権*
「おはようございます。どうかされましたか?」

うん。なるべく目立たないように、刺激しないように、気を付けて過ごそう。

「昨日お願いしたわよね、あれ、急がないと納期に間に合わないのよっ。早く相手国の輸送業者に電話で確認取ってっ。」

それ、昨日も報告したのに…。はぁ〜っ…。

「悪天候で出航に遅れが出ているそうです。2〜3日内には動き出すかと。念のためもう1度確認取りますか?」

「そういう事は早く言って。まったく…。」

昨日も同じ事報告したのに…。

「すみません。」

「これとこれ、お願い。終わったら金井さんに渡して。」

「はい。」

触らぬ神に祟りなし…。触っちゃいけないし見るのも止めとこう…。

席に戻って、相変わらずの翻訳作業を始めた。私に回される仕事は契約書等の翻訳や作成。日本語を英文にしたり、その逆も。取引国によって法律が違うから、確認する事も沢山ある。

金井さんが、こうした書類の最終チェック係なんだと思う。主任が居る時は、鮎川さんが出来上がった書類を直接主任に渡す事もある。

何か色々複雑だから、自分以外の事にはなるべく興味を持ちたくない。

最近、何となく分かって来た事は、鮎川さん、笹木さん、池ノ内さん達が主任をサポートするチームみたいなものだと云う事。
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