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私は犬
第32章 我慢の限界*
マンションの外に出ると、雨は止んでいたものの蒸し暑かった。空気重たいの苦手…。徒歩2分のスーパーまで並んで歩く。
「お前、何作んの?」
「カレー。5歳児でも作れるっていうから、作ってみたい。」
「ふーん…。」
何?その疑念に満ちたふーんは…。スーパーに入ると中は肌寒い。こういう気温差って地味に辛いわ…。
「なぁ…買うもん決まってんの?」
また疑念に満ちた質問がきた…。
「ルゥに書いてあるって言われた。」
「その、ルゥはどれだ?」
「……どれだろう。」
カゴを持ったまま店内を探索してみた。ルゥ?ルー?どっち?どこにあるの?
「そこは乾物。こっち来なさい…。」
手を引かれて行った先には小さな箱が並んでいた。これ、お菓子?
「この中から選びなさい…。」
いちいちうるさいな…。どれも同じに見える。違いは何だろう…。端から1つずつ手に取って、箱の原材料や説明書きを読んでみる。困った…益々違いが分からない…。スマホで検索すべきだろうか?
「あー…。俺はこれが好きだな…。」
バックからスマホを取り出した時、有史さんがルゥの1つを手に取ってカゴに入れた。
「そう。なら、それにしましょ。」
好きな銘柄が決まっているなら、もっと早く言ってくれればいいのに…。
「お前、何作んの?」
「カレー。5歳児でも作れるっていうから、作ってみたい。」
「ふーん…。」
何?その疑念に満ちたふーんは…。スーパーに入ると中は肌寒い。こういう気温差って地味に辛いわ…。
「なぁ…買うもん決まってんの?」
また疑念に満ちた質問がきた…。
「ルゥに書いてあるって言われた。」
「その、ルゥはどれだ?」
「……どれだろう。」
カゴを持ったまま店内を探索してみた。ルゥ?ルー?どっち?どこにあるの?
「そこは乾物。こっち来なさい…。」
手を引かれて行った先には小さな箱が並んでいた。これ、お菓子?
「この中から選びなさい…。」
いちいちうるさいな…。どれも同じに見える。違いは何だろう…。端から1つずつ手に取って、箱の原材料や説明書きを読んでみる。困った…益々違いが分からない…。スマホで検索すべきだろうか?
「あー…。俺はこれが好きだな…。」
バックからスマホを取り出した時、有史さんがルゥの1つを手に取ってカゴに入れた。
「そう。なら、それにしましょ。」
好きな銘柄が決まっているなら、もっと早く言ってくれればいいのに…。