この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
私は犬
第8章 お仕事です③
時間の5分前に戻ろうと思っていたのに、

化粧室でお話している方達がなかなか去って下さらなくて、個室から出るに出られず、結局戻ったのは1分前だった。

席に着くとまた渡辺さんにじっと見られた。なんだか見張られているみたいで、居心地の悪さを感じてドキドキしてしまう。

午後の仕事をしていると、神戸君がまたやってきて、

「お昼さぁ、誘おうと思ってたのに、いないから探したー。」

と言われて、「すみません。」と謝ると、「また誘うよ。」と言われた。

知らない方とお食事したくないわ。誘われる前に逃げなくちゃ。でも…。何処に?

屋上庭園は理想的だけれども、いくらカードを預かったからといって、私1人で勝手に利用するのは駄目だと思うの。

おじ様がプレゼントした、おば様のお庭なのだろうから。別の場所を探すしかないわね。

計画を練るために、館内の見取図があればいいのに。

そんな風に思案に暮れていると、ゾクリと寒気がして。風邪かしら?と思って顔を上げると、渡辺さんと目が合った…。


何だろう。よく目が合う気がするのだけれど、気のせいよね…。

さあ。やるべき事を片付けてしまわないと。
/637ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ