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私は犬
第33章 さよなら
下腹部が、膣が、小さく痙攣を始めている。

「まだイくなよ…。」

有史さんが耳元でそう言うけれど、1度頂点へかけ上がり始めた身体は、私の自由になんかならない。

「あ、あっ…駄目、イっちゃう…ごめ、なさいっ……っ。」

有史さんの肩に頭を預けたまま、身体がピクンと跳ねて、膣が偽物おチンコを食い締めた。

「なぁ…勝手にイったら、どうなると思う?」

有史さんは、痙攣するクリトリスを弾き続けている。痛いくらいに刺激が強い。今はいやだ…。

「がはぁぁっ…さわ…なぃで…ェ。」

逝ったばかりのクリトリスを弄られて、足の爪先から頭のてっぺんまで、ジンジン痺れるっ。

「勝手にイったからお仕置きだ…。」

やめてまたイく…。息が詰まって腰が震える…。

「ぁ、ぁぁぁぁっ…ぐぁっ…。」

「10回イけたら止めてやる。後9回だな…。」

有史さんは耳朶を噛みながら、非情な台詞を囁き続けた。

「後7回だ。バシャバシャ潮飛ばしてんじゃねぇよ…。」

イぐっ…頭が溶けて、バカになる…。

「ほら、後5回だって。喚ぇてねぇで口閉じろ。」

身体が痙攣しっぱなしで、ちっとも思い通りにならない。

「ほら、あと3回だ。そのまま腰振りたくって、ションベン垂らしながら壊れろ。」
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