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私は犬
第11章 【第2章】リスタート
きっとジムも我社の傘下とか関連会社ね。ホテルの系列にスポーツクラブがあったような…。明日確認しなきゃ。

「ちょっと。また飛んでんの?」

「へ?どこに?」

「はぁぁぁ〜っ。」

「………。」

「いい?わたしが話している時は、わたしの目を見なさい。」

「はい。」

「……口は動かしてていいわよ…。」

「はひ。」もぐもぐ。

「ジムが終わったら、あんたのオフィスにお邪魔するから。お茶くらい出して頂戴。」

「………。何しに?」

「だかーらっ。お茶飲みに!」

「私、朝からそんな事をしている時間ないわ。それに室長の許可を得ないと。それに給湯室は遠いわよ。それに、誰がお茶淹れるの。」

「大丈夫よ。いい?朝7時に行くからね。わかった?」

「……わかった。」

朝からオフィスでお茶が飲みたいだなんて。剛ちゃんは変わってるわ。


「じゃあ、わたし帰るから。ごきげんよう。また明日。」

「ごきげんよう…。」


えーと。明日は剛ちゃんが来て…。朝からお茶を飲んで。ああ、ポットが必要ね。カップは紙コップでいいわ。それとも面倒くさいからスタバ行こうかしら。買って帰ってくれば早いわ。

スタバで何を頼めばいいかしら…。メニューを検索して…。今から決めておかないと…。
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