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いとしい
第3章 いたい

1人でぼーっとしてると思い出す

あの夜のこと

一瞬、幸せな気持ちになれる

残りは寂しさ

それと、副作用



また欲しくなっちゃうこと



身をよじらせて
いきなり1番敏感なとこへ手を這わす

考えてたせいで湿ってる

割れ目をなぞる

どんどん溢れていく



でも


本当に欲しいのは





涙も溢れてくる



一度幸せを感じちゃうと

寂しさは大きくなる



虚しく響く音


だけど自分の指に反応する身体


腰も動いて

一生懸命感じようと

寂しさを紛らそうとする


彼は

こんなあたしをどう思うのか


やがて痙攣しても

蜜が溢れてても

汗をかいてても

あの時の快感に比べると

あまりにも薄い



疲れ果てて

そのまま


深い眠りに堕ちていった
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