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第9章 卑虎の休日

出張から無事に帰ってきて3日が経った・・・
役場の職員達は昼休憩の為、家に帰る者もいれば、外食する者もいる・・・

卑虎はいつもどおり出前を頼もうとしたとき・・・

『あっ村長、いつも出前だと飽きませんか？』

『えっ？』

桜木は卑虎の机の上になんと桜木お手製の弁当を置いた・・・

『まどかちゃん・・・』

『これからは私が村長の分のお弁当も作ってきますんで、もう出前はやめてくださいね！村長はもっと栄養を取らないとダメです！』

卑虎は頭をかきながらゆっくり椅子に座った・・・
そして満面な笑みで弁当のフタを開けると・・・

『うっわぁスッゲェ美味そう!!』

子供のように喜ぶ卑虎を見た桜木もにも笑みがこぼれた・・・

『さっ村長、食べましょう！』

卑虎は手と手を合わせ・・・

『おぅ！いっただきま～す!!』

『はいっいただきます！』

卑虎は美味しそうに黙々と桜木のお手製の弁当を食べた・・・

『まどかちゃんの愛妻弁当・・・うめぇ・・・』