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第11章 山中の暴走

すると卑虎の元に桜木が・・・

『村長ー！』

『まっ・・・まどかちゃん!!来ちゃダメだ!!』

桜木は卑虎をかばいながら・・・

『山中村議会員!!これがあなたの政治ですかぁ！！？』

そして矢木課長、黒木・・・そして役場職員達も卑虎の元へ・・・
そして矢木課長は・・・

『村長！話は全て桜木さんから聞きました！』

『・・・矢木ちゃん・・・』

その光景を見た源川は手下の一人に・・・

『おいっ例のバッグを持ってこい！』

手下は車から山中から受け取った現金の入ったバッグを取り出し源川に渡した・・・
そのバッグを手にした源川は、山中に向かって投げつけた・・・

『先生よぉ・・・それ返すわ、悪いがこの件降ろさせてもらうぜっ』

『なっ何ぃ!?源川貴様！自分が何言ってんのかわかっているのか!?』

源川は煙草に火を付け・・・

『卑虎村長・・・俺らの負けだよ・・・』

源川は手下を連れ現地から姿を消した・・・
そして山中は膝を落とし頭を抱えうずくまった・・・

矢木課長は険しい顔で山中に近づき・・・

『・・・あなたは・・・政治家なんかじゃない!!・・・犯罪者だよ!!』

その時卑虎は力尽きたように倒れた・・・
桜木は卑虎を強く抱きしめ泣きながら・・・

『誰か、救急車・・・救急車ぁ!!』

『村長ー!!』