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失恋キューピッド
第8章 チャンスの神様は後ろハゲで底意地が悪い

「でも、」
鼻水を啜り、涙を袖口で拭きながら顔を上げたミユキは、
「リナを悲しませるようなことは出来ない。ごめん、アユミ」
あたしを真っ直ぐ見つめる。
「ううん、そんなの当たり前だよ。あたしのことは気にしないで!失恋には慣れてるもん。すぐにミユキのことなんて忘れて、新しい恋をするから」
あたしは残りのパンケーキにフォークを突き刺し、口の中に全部詰め込んだ。
「む、むぐぐ…ッ」
「バカ!なにやってんだ」
ミユキに背中を叩いてもらいながら あたしは大袈裟なくらいむせて見せ、溢れだす涙をカムフラージュした。
鼻水を啜り、涙を袖口で拭きながら顔を上げたミユキは、
「リナを悲しませるようなことは出来ない。ごめん、アユミ」
あたしを真っ直ぐ見つめる。
「ううん、そんなの当たり前だよ。あたしのことは気にしないで!失恋には慣れてるもん。すぐにミユキのことなんて忘れて、新しい恋をするから」
あたしは残りのパンケーキにフォークを突き刺し、口の中に全部詰め込んだ。
「む、むぐぐ…ッ」
「バカ!なにやってんだ」
ミユキに背中を叩いてもらいながら あたしは大袈裟なくらいむせて見せ、溢れだす涙をカムフラージュした。

