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失恋キューピッド
第8章 チャンスの神様は後ろハゲで底意地が悪い

そんなある日、恐れていたことが起きた。
帰ったら、玄関にミユキの靴と女物のローファーが並んでいたのだ。
ミユキの部屋の前を通り、自室のドアを閉めてから止めていた息を吐き出す。
──ああんッ…深之…もっとぉ
──その顔、めちゃくちゃエロいな、リナ
──ジロジロ見るな!バカぁ
微かに、二人の声とギシギシとベッドの軋む音が聴こえてきた。
(やだ…!)
それ以上は聴きたくなくてベッドで布団を被ったのに、壁を挟んですぐ向こうにベッドがあるらしく、かえって音は鮮明になった。
帰ったら、玄関にミユキの靴と女物のローファーが並んでいたのだ。
ミユキの部屋の前を通り、自室のドアを閉めてから止めていた息を吐き出す。
──ああんッ…深之…もっとぉ
──その顔、めちゃくちゃエロいな、リナ
──ジロジロ見るな!バカぁ
微かに、二人の声とギシギシとベッドの軋む音が聴こえてきた。
(やだ…!)
それ以上は聴きたくなくてベッドで布団を被ったのに、壁を挟んですぐ向こうにベッドがあるらしく、かえって音は鮮明になった。

