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ロイヤル&スレイヴ!
第2章 1.ここが土鈴学園

猛くんの案内で学園中を歩き回ったわけだけれど、特別棟のほかには、体育で使うことになる運動場や体育館、あと、学園祭のメイン会場になる中庭と大ホールを見に行った。

猛くんの巧みな話術で私は終始笑いっぱなしで、2時間があっという間だった。

今は、教室に戻る途中。

寄り道して買ったカフェオレを飲みながら歩いていた。


「だいぶ大雑把な案内になったけど、一ヶ月もすれば最低限自分の使う校舎は把握できると思うよ」


そういって猛くんはカフェオレを一気に飲み干した。

私も飲み終えたカフェオレを、近くのゴミ箱に捨てる。

食堂近くにあるパン屋『ベルブレッド』は、オープンカフェにもなっているので、パン以外にもメニューがたくさんあるらしい。

カフェオレもその『ベルブレッド』で買った。

コーヒーの全国チェーン店に引けをとらない味なのに値段が200円という破格の安さは、今後入り浸ってしまいそうな予感です。


「すごいね、今日案内してもらったところだけでも前いた学校の何倍もある広さだったよ」

「広すぎるよなー……。ほかにも生徒会室とかクラブの部室ばっか集まった部室棟とかもあるし。この学校作ったやつぜってぇバカだぞ」

「た、猛くん……ぶっちゃけすぎ」

「この学校作ったの滝んとこだけどなー」


衝撃の内容なのに、猛くんのあまりにあっさり風味な発言をするので聞き流しそうになる。


皇城くんの家が経営してるってこと?

この莫大な広さのある、超お金持ち学校を??


「う、うそ……」

「あいつんちケタ違いに金持ちだもん」


なんてことないように言い放つ猛くんだけど、きっと猛くんも私からしたら「桁違いにお金持ち」の人なんだろうなぁ。


改めて、ここが自分の知っている世界とはかけ離れていることを実感しました。
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