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ロイヤル&スレイヴ!
第4章 3.ウワサのあのコとあの4人


放課後の保健室は、案外というか忙しくなることはそうそうない。

体調を崩してしまう子も怪我をしてしまう子もいないことはなによりで。


私たちの仕事といえば、備品の整理だったり掃除だったり、細々としたことだった。

そういった細々としたことも一時間もあればあらかた片付けられる。

だから大抵、猛くんがコンビニで買ってきてくれるお菓子をつまみながら宿題をしたり、雑談したりして過ごしていた。


猛くん、はやく来ないかなぁ。


薬品や資料が収納されている棚の近くにある時計を見上げると4時35分。

まだ30分ほどしか経っていないのに、一人でいるとなんだか時間の感覚がいつもよりずっと長く感じてしまう。


とはいえ、今日はやることがあるのだからまだましだ。

保健委員が主に使用する引き継ぎ用のホワイトボードに、昼休みの当番だった子が
「枕と布団、外に干してます!放課後、回収ヨロシク!」と書置きを残してくれていたので、

私はさっきから洗濯機が設置されているベランダと室内を往復していた。


今日は天気が良かったから、春の日差しをいっぱいに受けた布団はふわふわになっていて気持ちいい。


敷布団、掛け布団、枕すべてを部屋に運び終わり、あとはベッドに敷くだけとなった頃。

バタバタと駆け込んでくる音、豪快に扉が開く音がした。


「つっくん、つっくん助けて!怪我怪我!怪我したあぁっー!」
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