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ロイヤル&スレイヴ!
第4章 3.ウワサのあのコとあの4人

ここ保健室はあらゆる設備がそろっていてまさにいたれりつくせり。

冷蔵庫やミニキッチンも当たり前についてるから、
私も勝手にポットやら薬缶やらを持ち込んじゃった。

主に、紅茶やコーヒーを淹れるのに利用してる。


「うん、飲む。じゃないでしょ!猛ちゃん、いつも未結のことこんな風にコキつかってるわけ!?」

背後から飛んでくる怒号は楓くんの声だ。

ちょうどおやつの時間にしようと思ってたし、だいじょぶだよ?


「楓、うるさい」

「うるさくない!ゴロゴロ寝てないで未結のこと手伝いなよ!」

「うるさいわ!つーかお前、何ちゃっかり未結とか呼んでんだよ。年下のくせに」

「ちゃっかりじゃないもーん。未結もいいよっていってくれたもーん」

繰り広げられるテンポのいい会話をBGMにお茶の準備を進めていると、楓くんの声がいつの間にか隣から。

ね、とウィンクしながら私の方へやってきては顔を覗き込む楓くんは小悪魔的で、ずるい。


でも、可愛い。


「うん。名前で呼び合うのは仲良しの証、だよね」


そう言って私も笑いかける。

楓くんのように可愛くはできないけど、でも自然に笑みが溢れた。

それを見てか楓くんも笑ってくれたので、二人で顔を見合わせて「ねー」なんて言ってみたり。


「ふーん。俺のいない間に随分仲良くなっちゃったのね、二人」

むくり、と身体を起き上がらせる猛くんは、背もたれに腕を乗せて唇を尖らせると、ジト目で私たち二人を見た。


面白くない、とほっぺたにかいてある。

友達の楓くんを取られちゃって、ヤキモチ妬いてるのかな。


「残念、惜しいっ。未結が考えてることちょっと正解でちょっとハズレかもねん」

ん!?私、今、声に出してた?
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