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ロイヤル&スレイヴ!
第4章 3.ウワサのあのコとあの4人


楓くんに出会ってから三日後のあるお昼休みのこと。


本来私はお昼休みの担当じゃないんだけど、たまたまお昼休みの当番の子がお休みで。

その子の代わりを務めていた私のもとに、見覚えのある男子生徒が、ひどく憔悴しきった様子で保健室に現れました。



「すみません、頭痛薬。いただけますか」

その見覚えのある男子生徒とは、滝くんに恭介と呼ばれていた男の子。


出会いは、私の転入初日の放課後。

迎えに来てくれた滝くんのそばに控えていたのが彼だった。


滝くんが、学校案内をしてくれる予定だったんだけど、この学校の生徒会長を務める滝くんにはこなさなければいけないお仕事が沢山あったらしくて。

恭介くんの付き添いの元、わざわざ謝りに来てくれたんだっけ。

憎まれ口を叩き合う二人だけど、その口調ややりとりから仲の良さを伺えてお互い信頼してるんだろうなって、思えて。


滝くんと恭介くん。

滝くんと猛くん。

猛くんと楯無先生。

そしてこの間の猛くんと楓くん。


そういえば、私の近くには常に、「二人」がいる。

しかも単に仲がいい、という言葉では片付けられないような、そんな深い絆で結ばれている、二人。

お互いを分かり合ってるからこその砕けた会話や、空気でなんとなく感じあえる関係は、なんだか微笑ましくて。

ちょっと羨ましく思えた。
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