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第4章 3.ウワサのあのコとあの4人

こんな時に思うのは、女の子の友達もちゃんと作らなきゃな、ということ。



三人にはすごく仲良くしてもらってる。

不満なんてない。あるわけがなかった。



ただ、体育があったり、移動教室があったりすると、ちょっと寂しい。

だって一緒に行動する女の子の友達がいないから。



この学校に来てもうすぐ一か月経つ。

クラスメートの子とは顔馴染みくらいにはなれた気がするけれど、それでも友達には程遠い。

委員長の新島さんはよく声をかけてくれるから、たまにおしゃべりするけど、自分から声をかけるのはまだまだ勇気がでない。


女の子たちのグループになかなか入れずにいる私は、片付けの手伝いを呼び掛けられる相手も、着替えを待っててくれるような友達も作れずにいた。


でも、これは自業自得なのかなとも思う。


普段は猛くんたちに仲良くしてもらっているのに、彼らがいなくなる時だけ女子のグループに入れてくださいなんて。


そんな調子のいいこと言えない。


言えないよ。