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つみとバツと結
第2章 葉桐ウキョウ
よく分からない煙だ…


何かの能力で生み出された煙で間違いなさそうだ…


俺は、車を降りる前に右腕で口と鼻を押さえ、左手をフロントガラスから外へ出した。


能力発動!『神黒』!


地下駐車場一帯に広がる煙があっという間に左手の中に入っていく。


ここまでレベルを上げ、訓練したかいもあり、今では、一日に大体、五回程使えるようになった。


距離約30メートルから50メートル。物体の重量にもよるが、煙だと100メートルまで可能だ。


それともう一つ。


『神黒』だけ使うと言うことは出来ない。


今の場合、先に『神黒』を使っているので、次の能力発動は、『神白』の斥力を使い煙を吐き出す必要がある。
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