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つみとバツと結
第5章 伊崎キリコ
「まぁ…そう警戒するな。日本で悪魔が騒ぎだしたと聞いて模索しとったんじゃが…。勿体ない。せめてガードをもっとはった方がええじゃろ。」


「キミマロ!どうした!?何を言っている!?」


ゴヘイには話す言葉が解らない?


悪魔特有の召喚語らしいな


「ガードを甘くしたのはわざとだ。で、お前は?」


あくまで上からの目線の問いに笑い出す。


「な、何だ、その言葉は…?」


「少し黙れ!ヤツの話が聞こえない!」


ゴヘイを黙らせると再び召喚語を使い話し出した。


「そっちの要件は?」


「ほう…ワシが誰か気にならんのか?」


「今は気にしていても仕方がない。お前が悪魔である以上、争いもできないからな。」


キミマロの中の何かが笑い出した。

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