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つみとバツと結
第5章 伊崎キリコ
キリコには悪いが…


この件に関しては俺のみで動きたい。


切り札は最後に残したいからな。


俺はもう一度、携帯を取りだしある男に連絡をした。


『…………… 誰だ!?』


「そう緊張するな。俺は、市川セイヤと言うものだ。」


『な、何!?よくも、貴様ァー!』


「落ち着け。前の事は今は無しにしよう。そちらにとってもいい話だ。それだけ聞いて後日、返事をもらいたい、どうだ?」


『信用は無い!話すこともな!』


ムキになるほどの事はしている。


さぁ、この話を聞くか、聞かないかでお前らも大きく変わる事だぞ。


「さぁ、どうする兵馬カグヤ君?」


セイヤの話し相手はあの『ブレイク』の金融チームリーダー兵馬カグヤだ。
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