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この春 少女から、、。
第11章 純一
その日も 一人を狙って 一緒に帰ろう作戦。

景色がいい場所みつけたから 裏門から少しだけ遠回りしよう、と言いながら 並んで歩く。

裏校門を出て すぐ奥に 神社へ抜ける丘があり 少し高台で 見晴らしが良かった。

「ほんと、、こんな場所あったんだね。」
冷たいが 気持ちいい空気。

「ここに来ると なんか落ち着くんだ、小さい頃から 時々来てた。」
「そうなんだぁ、。」

「綾子、、、俺、勉強も部活も もっと頑張る。
綾子が 居たら なんか 力が湧いてくるんだ。
もっと 綾子を 笑わせたり 楽しませたり したい。
俺、、、大好きなんだ、、、。
俺と ゆっくり付き合って くれないか。」

「うん、、、いいよ。ゆっくり なら。」

え、、、ええっ、、、な、、なんて?
「ほ、、ほんとに?、、?」

「うん、宜しくお願いします。友達から、、。
三回言われたら、、と思ってたの。」

えっ?、、四回目 だけど、、?


まぁ いい、あまり嬉しくて 可愛くて、、
思わず 抱きしめた。。

ちょっと驚いた綾子の肩は
細くて 微かに震えてた。身体はガチガチ、、。

愛しさに耐え切れず 両頬を 優しく持ち上げ

キス、、、した。。

唇と唇が 触れるだけの 短い キスだったが
とても とても柔らかくて いい匂いが した。。


やったーーー!!!

心の中では 飛び跳ねて 両手ガッツポーズ!!

それからは LINEも交換して晴れて 純一の彼女に。

大切に 大切にする、と 誓った。
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