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この春 少女から、、。
第11章 純一
駅は すぐ着いた。
慌てて 切符買う純一、ちょっと用があるんだ、とか言って。

綾子と並んで 電車のホームに立った。

綾子はいつも 間隔を取って歩く。
近づきたくて さらにゆっくり歩いても 一〜二メートルの距離は いつも保たれる。

ホームで 横の綾子に ぐっと近づいてみた。
ジリジリ 距離を空ける 綾子。
可愛い過ぎる、、!

あぁ、、もう我慢できない!


「俺と 付き合ってくれないか、
ゼロから 友達からでも 全然いい。」

ずっと考えてた フレーズ。
断わりにくい フレーズ。我ながら いいフレーズ。

「えっ、、、ごめんなさい、、。」

「えぇっ? ゼロからでも?」
以外に、、あっさり 断わられ 動揺が隠せない。

「友達にゼロとか ないんで。。」

な、、、なるほど。
妙に納得、見事に撃沈、、。


そんな調子で でも心は 折れる事なく 、
さらにイイ男を目指して 部活に勉強に勤しむ。

綾子は 部活仲間として 友達として 学校では 普通に接してくれた。


結局 それから 計四回めの告白で なんとか付き合う事にこぎつけたのは もう二年になる頃だった。
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