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第15章 愛の ある、、

ただ 気になる、、
でも気にしても どうしようもない。。


患者さんが一段落した頃 事務の田原さんが 三木さんに話すのが聞こえた。

「今日の 最後の患者さん、奥さんですよね。」
「あぁ、今日だっけ。久しぶりですね、具合はいいのかしらね。」

えっ、、、奥さん？
奥さん？
院長の？奥さん！？

えっ、えっ、、、！

何で！
自分が 動揺する、それはおかしい！

奥さん、、。
院長の奥さんの事じゃないかもしれないし。

ぐっとカラダの緊張を 抑える、
何でもない、もちろん 関係ない。

奥さん、、どんな人？
元CAって言ってたっけ？

だめ、、関係ないでしょう！
普通に 落ち着かないと！

おかしいよ 私、、！

何か必要以上に バタバタ仕事をする綾子。


そして
最後の患者さんが呼ばれる。

カチャ、、と
入って、、来た、、。

め、、めちゃくちゃ綺麗、、！

普通の 奥さん？には
見えない、、。

身長がかなり高い、真っ黒の ピッタリしたワンピース、
三連か四連の ネックレス、
キラキラしてる。
黒髪がツヤツヤのストレート、

まるで モデル、
あっ、、そう、菜々緒さん、みたい！


院長が 奥さん？に 席を促す、
しばらく待ってて、と言って。

奥さんが 鞄をラックに置いて
ゆっくりと 座る。