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第15章 愛の ある、、

こ、、、
怖い、、！！

な、、なんで、、、！

トイレに静かに 駆け込み とっさに 手袋をした、
棚から タオルを出して 鏡を 拭く、
ゴシゴシ拭く、
ドアを拭く、、。

手が 震えてる。


なに、、、さっきの、、、！！


異様に力み 開ききった大きな目、
鋭過ぎる 眼光、
普通の人の目じゃ、、ない。
強烈な 威圧感。

見た事もない
冷静な 怒り頂点の 目だった、、。

ど、、どうして、、。

身体がブルブル震えて いた。

私、、私、、
なんで、、、。

あんな恐ろしい目を見たのは 生まれて初めてだった、
しかも あんな至近距離で、、
確かに 私に向けられてた、

女剥き出しの 怒り沸騰の目、、！

驚きと 恐怖で 吐きそうだ、
鏡の自分は
まさに顔面蒼白、、。

なに、、、！
なんで、、！
どうしよう、、！
どうしたら いい、、！

いや、落ち着くんだ、
落ち着け、自分！

何が何だか わからない、、
怖くて怖くて仕方ない、、

だけど だけど、、
このまま隠れてたら ダメだ！

落ち着いて、、
冷静に、、。

純一、、、、。

純一の優しい笑顔を 必死に思い出す！

純一、、、

私、、、

ごめんなさい、、、。



深呼吸を 何度も 何度も。

トイレから出て 処置室には行かず 裏の洗面台に。