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この春 少女から、、。
第20章 三Person
院長の腕の中、胸の上に頭を預けて まどろんでいた。
久しぶりにお腹一杯食べて 身体の芯から暖かい。

心臓の音が聞こえる。
早いのか遅いのかわからないが メトロノームの子守唄のようだ。

独り言のように話してくれた奥さんの事、
それまで知らなかった院長の悲しみ、
自分と奥さんが 少し重なって思えたり。

だけど今は 何故だろう、
その悲しみとは別に 複雑な何重もの心の靄が 少し軽い気もする。

院長の浴衣の胸の中に 手を入れてみた、暖かい。
その手をゆっくり握られる。
肩を抱く腕に力が入り 引き寄せられた。

腰をまさぐる手、肩から浴衣がはだけられ、
二人でゆっくり裸になっていく、
見つめ合いながら 唇が重なる。

ぁぁ、、ほんのりお酒の匂い、院長の温かい舌が侵入しきた。
私に覆いかぶさり 両手で抱きしめながら 熱く長いキス。

唇が深く繋がりながら 指先がゆっくり下りてくる、
頬 首筋 肩 腕、、。

ぁぁあぁぁ、、ん、、。
もう 胸を早く触って欲しくて 身体が仰け反る。
「俺を忘れられるかな?」
むにゅっ、、むにゅ、。

乳房に長い指が 優しく食い込み 乳首にキス、、。
ちゅっ、、ちゅるっ、、。
「あんっ、、ぁぁ、、。」


「綾子、最後にお願いがある。」
「なぁに、、。」
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