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この春 少女から、、。
第21章 十九歳
涙が溢れていた。

身体中の血管が爆発したようなエクスタシー、悶絶したまま 気を失っていく。

骨まで溶けたかと思う程の痺れに包まれながら、ベッドに吸い込まれ 堕ちていく。

動けないまま、

朝になった。



和室の方でカチャカチャ静かに音が する。
女将、、さん、、?
院長がすぐ傍で寝息もたてず 寝ている、美しい横顔。

昨夜 食事してから ずっと抱かれ続けていた、
まだ 下半身には 余韻がズキズキする。
夢?だったのか、、
男はいない。
アナルの違和感、、は確かにあるが。

もう少し寝ていたい、
院長を眺めながら 身体を寄せていく。

暖かい。
この人が 多分 好きだった。
初めて会った時から きっと 好きだった。

恥ずかしい姿を晒されながらも 間違いなく身体は正直に反応し 酔っていった。
あり得ない程 感じてしまった、、。
認めるのが嫌だったのかも。
身体から しかも強制的に始まった関係なんて。

無理やりの関係、誰にも言えない秘密の関係。
自分の中で言い訳しながらも あれから身体は密かに求めていた、粘膜は欲しがっていた。

ただの淫乱女かも しれない。
優しいオトナの高度な愛撫のせい かもしれない。
処女を奪われたから かもしれない。

理由はわからない、もうどうでもいい、、。
先のない恋心、内緒の胸の疼き は確かに存在していた。

でも
今日で おしまい、、。
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