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第5章 始まったアルバイト

あの とんでもない面接の 翌週から
私の初めてのアルバイトは 始まった。

入学までは 木曜土曜午後 と 日祭日 以外は ほぼ一日、
大学が始まれば 夕方から、という勤務になる。
まぁ春休み中は おおよそ役には立たない 試用研修期間、と いったところか。

しばらくは 私の面倒は ほとんど事務員 田原さんと 歯科助手の 三木さん、が 見てくれる らしい。
二人共 二十代後半の 奥さん。
毎日 細かく 色々な説明と指導を受ける。

まず ヘアカラー、ネイル禁止、は ちょっと残念だった。
今から まさに しようと思ってた事なのに、。

事務作業では 予約表の 制作、確認、プリントアウト、
あと お客様への DM作成と発送。
治療室では 随時 細部の清掃 片付け ゴミ処理、
あと 器具や用具の 殺菌や保管 、タオル類の洗濯。

主に 簡単な 雑用といった所だが 毎日 まぁまぁ忙しかった。

あれ以来 院長と話す機会は ほぼなかった、
挨拶と たまに 簡単な用事、くらい。

あの 面接の診察？の事は 今だに よく分からない、
誰にも 当然 話せる事では ないし、、。

ふと思い出すと
耳まで赤くなりそうなほど 恥ずかしく
火照って しまう、、。