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-蜜姫-
第3章 -第二章-




「ん………ぅん…」




雪乃は寝返りを打って、目を開ける。




「今のは夢………? 」




そう呟きながら、身体を起こす。




「何だったんだろ?」




「何がですか?」




「!!!!」




驚いて横を見ると 昨日の男がいた。




「おはようございます。蜜姫様。

よくお休みになられてましたね。


お身体は……大丈夫のようですね。」


男はニッコリと笑う。





「……………」





昨日と同じ男なのだろうか?




雪乃は男の笑顔に 見とれていた。





「くすっ。

どうしました?


私の顔に 何かついてますか?」




「えっ?


あ、いやっ……あの、そのっ…」



慌てふためく雪乃に 男は優しく微笑む。



その笑顔に ドキッとする。




あ〜〜〜
でも、騙されちゃダメッ!!!

昨日 散々私にいやらしい事をした奴なんだからっ!!!



雪乃は昨日の事を思い出し 顔を真っ赤にしながら 男から離れようと ベッドの端まで逃げる。




そんな雪乃を見て 男はますます笑顔になる。




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