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第32章 普通じゃない遠距離恋愛が切ない～韓流時代劇　イニョン王妃の男

もちろん無実です。そして、王妃はそのために打ち首に処せられ亡くなった。

　それがブンドが確認した歴史でした。

　自分のために罪のない王妃を死なせるわけにはいかない。

　ブンドは再び朝鮮王朝時代に帰り、王妃の罪を晴らすことを決意。

　しかし、女の子は泣いて止めます。

　今、別れたら二度と逢えないかもしれないのよ。

　あなたは私に責任を取ると言ったじゃないの。あれは嘘だったの？

　ブンドは落ち着いて言いました。

　私は私の果たすべき務めを果たして、またここに帰ってくる。
　
　私を信じて待っていてくれ。

　確か、そんな科白だったと思います。ちょっと違うかもしれませんが、だいたい、

　そんな意味でした。

　泣きながら見送る女の子。
　
　後にはブンドが現代で着ていた服や使ったケータイが残されていました。

　全部、女の子が彼のためにと用意したものです。

　これを見ていて、何か切ないなーと、ありきたりですが、私まででした。