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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第74章 悪女の【涙】は、どちらが本物か?~二人の妖婦チャン・ヒビン~

  同じ人物の最期なのに、これだけ描き方が違うのか、一体、どちらが真実なのかと

 首を傾げたくもなる。

 ですが、個人的には私は前者の最期の最期まであがいたヒビンの死に方の方が

 彼女のイメージにふさわしいと思う。

 トンイのヒビンの死は、あまりに美しすぎます。

 朝鮮三大妖婦なら、やはり最期まであがいたんじゃないかと私は思う。

 もちろん、真実は当事者・関係者だけが知る-、ということになりますが。

 もちろん、トンイのヒビンもそれはそれで良いと思います。

 正道を貫いて生きた気高いトンイ対抗するなら、やはり、ここでのヒビンも最期は

 凛として誇り高く死ぬのが似合いです。

 大切なのは真実かどうかということより、その作品の雰囲気やイメージでしょうね。

 トンイのヒビンが最期まであがいたら、これはトンイという作品の雰囲気に合わない

 でしょうし。

 だけど、お話の作り手しゃなくて、単なる歴史好きとして見たら、

 一体どちらのヒビンが流した涙がより真実に近かったのかな~と

 つい考えてしまう。

 そして、そういうことを色々と想像を巡らせるのが歴史の空白を考える

 ロマンからもしれない。

 あー、歴史ってワクワクするわぁ

 
 
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