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第78章 その最期に涙・壇ノ浦合戦～大河ドラマ・平清盛　～

子供の頃は、この話をさも怖いものとだけしか思わなかったけれど、

　今は恐怖もさることながら、そこまで現世の恨みを残さずにはいられない、

　成仏できなかった平家の人たちの無念さに哀れを覚えずにはいられせん。

　そして、あの壇ノ浦の哀しい平家一門の最期を見るに附け、

　彼等がこの世に恨みを残して亡くなったとしても、不思議はないように－

　芳一の話（むろん、私は架空だと知っていますが）が現実にあり得たかもしれないと

　思えてくるのです。

　それほど、壇ノ浦合戦の再現シーンは幾度見ても、心が痛みます。

　さて、ここで私は大いなる思い違いを訂正したい！

　以前、私、清盛はあまりに面白くなくて、途中で見るのを止めてしまったと書きましたが、

　あれを取り消し、訂正いしたます。