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第83章 愛は哀しみを越えて永遠に～韓流時代劇　九家の書完結編～

これは本当に想定外。思わず目が画面に釘付けになりました。

　ガンチはヨウルを無形道館→ヨウルの父が館長を務める武術修練のための道場

　に連れ帰り、医師の手当てを受けさせますが、

　もう長くはないと哀しい宣告を受けます。

　ヨウルは死に際して、三つの願いをガンチに託した。

　一つが無形道館の親しい人々と最後に食事を取りたい。

　ここら辺りはもう涙なしには見られません

　食卓を囲む皆がつとめて空元気を装う中で、ヨウルの父のタム館長と

　ガンチだけが難しい表情で黙り込んでいるのが事態の切迫した様子を

　よく表していました。

　そりゃそうですね。自分の娘が余命もう数時間と判っていて、笑顔で

　食卓を囲めるはずがない。

　父親役のタム館長の感情を抑えても表に滲み出るのだ―といわんばかりの演技には

　圧倒され泣きました。

　最後に館長はガンチに愛娘を託し、最後を看取ってやって欲しいと頼みます、

　ヨウルの二つ目の願いは

　ガンチと二人きりで散歩に行きたいというものでした。

　月明かりの美しい川辺で寄り添い合う二人。

　【画像あり】