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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第94章 哀しい別離・歴史の中で咲いた恋~源義経と静御前~
しかし、戦には天才的な閃きを見せる彼でしたが、

 あまり深く物事を考えることはできかったのかもしれせんね。

 真っすぐで素直な戦上手、そんな人物像が浮かび上がってきます。

 一方、少年の頃から長い流人暮らしで苦労した頼朝は

 義経とは真逆なような気がします。

 猜疑心が強く、優しげな笑顔は表面だけ。

 その分、思慮深く、先の先まで見通して行動する慎重さがあります。

 この性格の違いが頼朝と義経が袂を分かった決定的な原因では

 ないかと私は考えます。

 静御前を演じるは石原さとみさん。

 可憐で儚げでいながら、義経を恋い慕い庇おうとする凛とした強さを

 感じさせます。

 (画像あり)



 ☆静御前は白拍子、つまり遊女でした。

 義経に熱愛され、後に頼朝に囚われて鎌倉に送られます。

 鶴ヶ丘八幡宮で義経を恋い慕い、

 しずやしず、の歌を舞い踊り、頼朝を激怒させました。

 しかし、女心を哀れに感じた御台所政子のとりなしで事なきを得たといいます。

 静はほどなく義経の子を鎌倉で出産しましたが、

 男子だったので、子どもは殺され由比ヶ浜に捨て去られました。

 その後は京都に戻り、尼となったといいます。☆

 一つだけ疑問に思ったことがあります。

 義経の妻は頼朝の側近である河越太郎重頼の娘です。

 この義経の正室は史実では義経がやがて奥州平泉に

 藤原秀衡を頼っていくのにも同行し、

 最後の最後、秀衡の子に裏切られ炎に包まれた館で

 義経が亡くなる最後の瞬間まで夫の側にいて共に亡くなったはずです。

 その妻がドラマでは静と別れるよりも先、

 義経が後白河法皇に追討の院宣を出されて京都を逃れる時点で

 義経にいとまごいをして鎌倉に帰るシーンがありました。

 つまり史実では義経の最後まで行動を共にした正室は

 ドラマでは早々と義経と別れて鎌倉に帰ったということになっていた。

 ドラマでは、どうも静御前の方に重きをおいて描いていたようですね。

 なので、敢えて正室は早くに義経の側を去ったということにしたのでしょう。

 
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