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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第97章 英雄の見果てぬ夢の先~真の武士社会って?~
長くなるので、ここで区切りました。

 私、先ほど、武士の世は公家の真似をしていては作れないと

 申し上げましたが、

 ここで、もう一つの例をあげてみたいと思います。

 時代はもう少し下り、豊臣秀吉。

 この人も長く続いた戦乱の世をとりあえずは鎮めた大人物ですね

 主君織田信長ですらなしえなかったことを成し遂げました。

 しかし、豊臣家の天下は永遠ではなかった。

 ご存じのとおり、徳川家康に奪われ、徳川家の天下が

 長く続くことになりました。

 では、何故、秀吉の目指した武家の世は続かなかったのか?

 その理由は、実は清盛が目指した武士の世が実現しなかっことと

 根本的には同じではないかと思うのです。

 秀吉も朝廷に接近し、最後は関白太政大臣という位人臣を極めました。

 確かに江戸幕府の将軍も朝廷から高い官位を授かってはいたのですが、

 家康は幕府を開き、朝廷の権威を頼りにせず、

 将軍を頂点とする独自の社会を作り上げました。

 これは頼朝が鎌倉幕府を創ったのと似ていると思います。

 一方、秀吉はあくまでも朝廷の権威を借りて

 政を行おうとした。

 その方針に大きな違いがあるのかもしれません。

 真の武家社会を創るには、公家の力を借りてはダメなのだ―と、

 清盛と秀吉の挫折は教えてくれているような気がしてなりません。

 もちろん、これは歴史好きの私の世迷い言にすぎませんですので、

 あしからず
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