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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第110章 真珠の小物入れ~想い出のカケラ~
かつて祖母が丹精した薔薇が古くなった家屋の壁に蔓を這わせ
ベルベットのような紅い花を咲かせているている
真珠の小箱を眺めながら
初夏の午後 一人  追憶のかけらが消えた彼方を眺める
ピカピカに磨き上げた真珠の小物入れに
新しいお気に入りのアクセサリーでも入れてみよう
きっと 大切な人たちのの想いと今の自分が繋がるから
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