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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第132章 〝くろちゃん〟のひなたぼっこ
つい最近
黒猫が登場する小説作品を書いた
思えば自作小説の猫も〝くろちゃん〟だ
どうも安易に名前をつけがちなのかもしれない
いささかの反省をこめて くろゃんを見ると
〝彼女〟は春先の透明な陽差しを浴びて
気持ちよさげに伸びをしていた
もしかしたら
無意識の中に〝くろちゃん〟が小説の中の猫のモデルになったかもしれないと思いつつ
―くろちゃん、行ってくるね。
まだ同じ場所に座る黒猫に挨拶して出かけた
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