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思い出のアルバム
第12章 クリスマスデート

次の日はのんびりデートをした。

寒かったが、近くの公園で遊んだり、普段なかなかしないデートを楽しんだ。


そして翌日、クリスマスイブ。





「おーい!!起きろー!!10時過ぎたぞー!!」


私は寝起きが悪い……

たっぷり寝てもなかなか起きられない。


「うーん……もうちょ…」

「起きなきゃ……犯すよ?」


まだ寝ぼけている私の耳元で囁かれる。

昨日たっぷりしたのに!!

そんなにされたら壊れちゃう!!


慌てて起き上がる。



シャワーを浴びて、着替えると

修ちゃんが簡単にご飯を作ってくれたので、それを食べる。



「今日は…特別なデートしよう…」


言われてもピンと来ないが

俺に任せろ!!と言うので、任せてついて行く事にした。




電車に揺られて都心部へ向かう。

そして修ちゃんエスコートで、昨日とまた違うデートが始まった。



行き先はお台場とかド定番な所だったけど、

修ちゃんと一緒ならどこでも良かった。

相変わらず人が多くて疲れるけど

ずっと手を繋いでくれているのが嬉しかったんだ……




だんだん陽が沈んで来た頃


「よし、場所変えるよ」


言われてまた駅へ向かう。

どこ行くのか聞いても、着けばわかるよで済まされてしまう。


駅に入ろうとしたその時、




「修司?!」


通りすがりに女の人の声が聞こえた。


修ちゃんが止まったので、私も止まり、声がした方へ振り返る。




「礼子………」


ずっとその存在を忘れていた。

でも一瞬にして蘇る。


修ちゃんがその人を見る視線…驚いた顔……


こんなに人で溢れているのに……


何でこんな偶然が……あるのかな?


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