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思い出のアルバム
第17章 暗闇


年末が過ぎ、あっという間に新年を迎えた。


一昨年、昨年とクリスマスは修ちゃんと過ごしたけど


今年は何も連絡無いし、付き合って初めて

別々のクリスマスになった。






「お願いします!!デート……してください!!」


2週間くらい前に、後輩の子に告白されて


よくわかんない子だったけど、とりあえずデートして、そのままクリスマスは一緒に過ごした。


いつもニッコリ可愛い笑顔をしていて、甘え上手、そのくせ私より背も高く、どうやらモテる子らしい。


彼は……付き合ってると思ってるだろうけど

私はそんな気はなかった。


どうでも良かった……。

ただ、笑わせてくれるから……いっかって。










「沙織……どうゆうつもり?」


無事、就職を決めた由美に問われる。


夏奈は、詳しい話をしていないが、今までの流れで何となくわかっているだろう……黙って聞いていた。



「どうゆう……って何が?」


「何が?じゃないよ!!あの後輩と付き合ってるって噂本当?先輩はどうしたのよ!!」


由美は事情を何も知らない。

だから、きっと付き合ってるという噂を聞いて怒っているんだろう。


「……私的には付き合ってるつもりないんだけどね……暇だから一緒に居るだけだよ……」


「それじゃ後輩クンが可哀想じゃん!!それに、先輩だって……」


「先輩だって何してるかわかんないよ…忙しいとか言って、他の女と遊んでるかもね……いいんだよ…」



パシーーーン!!


頬に平手打ちされた。


ビックリして由美を見る。


「沙織……いい加減にしなよ……。色々あると思うけど、今の沙織がしてる事は違う気がする!!
先輩にも、後輩クンにも……最低な事してるよ!!」



はっきり言われて、何も言えない。

でも、私の気持ちをわかった風に言う由美に

なんかイライラして




教室を出て、午後の授業をサボった。


初めてだった。


授業サボったのも、由美とケンカしたのも。



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