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思い出のアルバム
第18章 救いの手?
「1度覚悟決めて向き合ってみたらどうですか?今…俺がしてるみたいに……」
あぁ…そっか。
後輩クンだって…好きで2番目に居たいわけじゃないもんね…。
それでも私の想いを……優先に考えてくれるんだ…。
なんか、後輩のクセに私より大人だ。
「ありがとう……たける…」
「先輩……こんな時に初めて名前呼ばないでくださいよ……でも、覚えててくれたんですね」
そんな事でこんなに嬉しそうに笑ってくれるんだ…
本当に酷い扱いをしてたと反省した。
「あーーでも先輩…やっぱり彼氏居たんですね…。なんか好きな奴居そうだな…とは思ったんですけど、もうそんな付き合ってたとは……」
「ごめんね…最初にちゃんと言って断るべきだったんだ…本当に…ごめん!!」
謝っても謝りきれない……
私は、こんな良い男を弄んだ……
「じゃあ……1個だけ俺の願い叶えてくださいよ…」
「何?」
「さっきも言ったんですけど、先輩が彼氏さんとケリつけるまでは……変わらず側に居させてください。
んで、ヤるだけの奴とは別れてください…」
これが訳わかんない。
「だからそれじゃぁ…また私はアンタを傷つける。だから嫌だ……」
「いいですそれでも。俺が自分の意志でお願いしてるんです、先輩は関係ないです。
すぐすぐ先輩の事、諦めらんないんですよ……。さすがにケリついたら諦めます。だからせめてそれまで……」
「わかったよ……」
結局、二股には変わりない結果で落ち着いた。
でも、本当にコイツのお陰で救われた。
私のやるべき事……。
後輩と別れて、修ちゃんママにメールする。
そして
とりあえず1つ行動してみる事にした……。