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思い出のアルバム
第20章 新生活
ただ、やはり身体は正直で
適度に1人で絶頂を迎える行為に及ぶ事も多かった。
が、やはり物足りない……。
最近、ネットで色々買ってみようか悩む程だったが
夏奈に“その味を知っちゃうと、実際の時に物足りなくなるかもよ”と言われ
躊躇していた。
そんな時に、後輩クンに“遊びましょう!!”と誘われると
そうゆう雰囲気を出したくなる。
が
頑張って思い止まっていた。
「だいぶ慣れてきたねー」
「はい!!おかげさまで……私、接客好きみたいです」
人生初めてのバイトに選んだのは、家の近所の写真屋さん。
土日のみ、時給も良く、時間も8時までだったので、沙織にとっては丁度良かったのだ。
「1ヶ月でほとんど覚えられれば本当上出来だよ」
直属の先輩は3つ年上の男性。
話しやすく、絡みやすいので、バイトが楽しくて仕方なかった。
「沙織ちゃんって彼氏いるんだっけー?」
「いますよー。全然会えてないですけど」
「寂しくない?」
「寂しいですけど、今だけって思うようにしてます。あ…いらっしゃいませー」
「沙織ッッー!!」
お客として来店したのは由美だった。
「あれ?!いらっしゃい!!どしたのー?」
「卒業式の写真現像してなかったから…お願いしまーす」
「はーい、仕上がりは……30分後ね」
テキパキ受付を済ませていると、先輩が
「沙織ちゃんの友達?それなら、中で待ってれば?」
と声をかけてくれた。
お言葉に甘えて、写真が出来るまで、中で由美と話して待つ。
「最近、彼氏とどうよー?」
「えー…順調!!だけど、同じ職場ってヤダねー。他の女の人と世間話してるの目に入るとヤキモチやいちゃう……」
「はいはい、ごちそうさまでーす」
由美は、卒業前にメールしていた彼と付き合い始め、絶賛ラブラブ中だった。